「日本を元気にしたい」
「いきなり何を言い出すんだよ?」
「今の日本って元気ないじゃん?」
「そうだねー」
「不景気とか派遣切りとかテポドンとかヒロポンとか」
「ヒロポンっていつの時代だよ」
「この頃麻薬汚染も毎日ニュースになってるよね」
「大学生が大麻栽培とかさ、学生ならもっとやることあるだろうに」
「そうだよね。サークルとかバイトとか合コンとかさ」
「お前の大学生のイメージはそれだけか」
「そんなに栽培したいなら有機農業でもやればいいと思う」
「学生の頃から農業に携わるのはいいかもね」
「有機栽培だったら大麻ももっと高く売れると思うよ」
「だから、大麻は栽培しちゃダメだって」
「キャッチフレーズは無農薬で育てた健康的な大麻です」
「大麻に健康的とかあるか!」
「あと、麻薬汚染も低年齢化してるよね」
「まだそんなに事件にはなってないけど、水面下では中高生にも広がってるんだろうなぁ」
「そのうち粉ミルクじゃなくて白い粉で育ちましたって子も出てくるよ」
「出てこねーよ!」
「九九の8×8(ハッパ)=64なんて子供たち大爆笑」
「そこまで敏感に反応しちゃうんだ」
「子供は注射嫌いだけど注射が好きになったら危ないよね」
「話も危ない方向に向かってる!」
「あと、危ないと言えばミサイル」
「人工衛星とか言い張ってもそんなわけないじゃんね」
「やっぱりミサイル迎撃システムにはあの人を使うべきだと思うんだ」
「あの人って?」
「イチローに決まってるじゃん」
「マリナーズの?」
「天才イチローならミサイルなんて簡単にセンター前ヒットだよ」
「どんだけ超人なんだイチローは」
「噂によると故障者リスト入りしたのも政府からの出動要請を待ってたんだって」
「胃潰瘍じゃなかったんだ」
「でも、サスライジャパンだからさすらって日本にはいなかったんだけどね」
「そこはサムライジャパンでお願いします」
「でも、本土に落ちなかったから政府的にはセーフだったね」
「そのダジャレは完全にアウトだけどね」
「イチローと言えば盛り上がったよね」
「そうそう、あれで日本はちょっと元気になったんじゃない?」
「わんこそばバトルロイヤルin町内会(WBC)優勝で?」
「規模が小っさ!」
「あそこでダルビッシュがもう一杯いってればなぁ」
「地味!そんな大会じゃあんな熱狂は生まれない!」
「でもさ、ワールド何とかクラシックも大会方式おかしいよね」
「その何とかのところが一番重要な単語だろう」
「韓国と4回も当たるなんて」
「あれはちょっとねー」
「相手を喰う的な意味で韓国と当たるたびに毎回キムチ食べてたよ」
「へー、じゃ、中国と当たった時は?」
「冷やし中華」
「中華がつくけど冷やし中華の発祥は日本だから」
「イタリアと当たるかと思ってナポリタンも食べたし、トルコと当たるかと思ってトルコライスも食べた」
「全部発祥日本だから」
「そうだっけ?」
「そもそもトルコはWBCに出てないし」
「それは知っトルコ」
「はい、さっきのと合わせてツーアウトね」
「あ、そういえば定額給付金出るじゃん」
「出るね」
「あんな金ばらまくならもっと使わなきゃいけないことがあると思うけど」
「例えば?」
「量産型イチローの生産」
「イチローからは離れろよ」
「自動車業界も不況だから車じゃなくて量産型イチローのジローとか生産すればいいのに」
「名前がおかしなことになってる」
「大衆車のカローラみたいなもんだよ」
「例えが分かりづらい!」
「でも、定額給付金出たら貰うんでしょ?」
「まー、そうだね。臨時収入みたいでちょっと嬉しいし」
「わかった!政府の現金支給にそんな意図があったなんて!」
「何?どういうこと?」
「定額給付金は日本を元気にする方法だったんだよ」
「えっ?何で?」
「元気にするには現金を配ればいいんだよ!ゲ・ン・キだけに」
「はい、アウトー!スリーアウトでゲームセット!」
「ちょっと、大麻!」
「タンマだろ!最後だから勢いで言っちゃえみたいな振り逃げ的なボケはやめて!」
「あれだ、この前のもそれかー」
「この前のって?」
「怖そうな人たちに金を出せと言われて出したんだけどね」
「うん」
「あれは日本を元気にすることに一役買ったわけか」
「それはただのカツアゲだろ」