「またくだらないことばっかりして!」は最高の褒め言葉だと思ってます。
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ナイターのおもひで
僕がまだ天真爛漫だった頃、
父さんによくナイターに連れて行ってもらっていた。
あの頃の人気チームはゲルマニウムズと雪駄スターズ。
今は両チームともコンビニに食玩として売られているけれど、
ゲルマニウムズの先発砲撃手の立直一発はミサイルみたいでカッコよかった。
僕も父さんも立直一発が大好きだった。
でも彼は生涯一度もマウンドにあがることはなく
あんなにすごい差し歯をしているのに一球も投げなかった。
この時僕は知ったんだ。
本当に大切なものは目に見えない。
穴の中にあるんだってことを。
そして僕はこの試合の最後にグラウンドに響いた声を忘れない。
九回の裏が始まる前にゲルマニウムズの円陣から聞こえてきたあの掛け声を。
「墓地墓地いこーぜ!」
それを聞いて僕はまだ幼虫のくせに何だか寂しくなって泣いた。
隣にいた父さんはそんな僕を見ないでくれた。
いつもは真冬の静電気のように怖い父さんのやさしさに触れた気がした。
結局、その日のナイトゲームは105対2でゲルマニウムズの歴史的大敗だった。
この試合を見て僕は父さんのようなマジシャンになろうと決意したのだった。
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by earll73 | 2005-06-19 23:28 | アレ散文
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