「またくだらないことばっかりして!」は最高の褒め言葉だと思ってます。
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新説・御伽草子 第1章
むかしむかしでもないむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに行きましたが、おばあさんは「だりぃ」と言って川へ洗濯には行きませんでした。
おばあさんはTVのワイドショーを見たり、大衆週刊誌を読んだりすることが生きがいなので毎日家でゴロゴロしているだけでした。
おじいさんも山に芝刈りに行ったはいいものの、山には刈るほどの芝はなく、仕方がないので近くにあるサッカーグラウンドの人工芝を刈ってはグラウンドの管理人に見つかり、「またお前か!」ときつく絞られ警察に通報される毎日でした。

一方その頃、おばあさんに拾われる予定だった大きな桃はドンブラコドンブラコと川を流れ流れてとうとう海までたどり着いてしまいました。
しかし、海に着いても誰に拾われるでもなく大海原へと流れていきました。
そしてついにたどり着いたところは鬼ヶ島でした。
海岸に打ち寄せた大きな桃を最初に発見したのは赤鬼です。
赤鬼はすぐさま鬼王さまに報告しました。
鬼王さまは「これは大きな桃だ。みなで割って食べよう。」と言いました。
さっそく、赤鬼たちが桃を割ってみると、中から全裸の青年が出てきました。
長いこと桃の中に入っていたので髪やひげは伸び放題、むしろいろいろなところがモジャモジャでした。
「はぁ~、やっと出れたモジャー。」
なぜか口癖もモジャーになっていました。
それを見た鬼王さまは、この青年をモジャ太郎と名付けました。
しかし、モジャ太郎は名前が気に入らないらしく、大人気なくさんざん駄々をこねました。
鬼王さまは仕方なく、桃から生まれたぴーち太郎と名付けました。
改名したにもかかわらず、ぴーち太郎はまた駄々をこねました。
カタカナ語をひらがなで書くことが相当恥ずかしいと感じるらしいのです。
この駄々により、赤鬼3名、青鬼2名の死者が出ました。
ご冥福をお祈りします。

しかし、そこは寛大な鬼王さまです。
ぴーち太郎を怒ることはせずに、新しい名前案を鬼たちの中から募集することにしました。
「いまどき、太郎と言う名前は古いのではないか?ゴンザレスという名前はどうだろう?」
「いや、力強く育って欲しいという願いをを込めてなべやかんにしよう」
「・・・桃から生まれたのだから桃太郎でいいのでは?」
「高見沢にしようよ」
「タモリ倶楽部に1票!」
「いやいや、やっぱりウルルン滞在記でしょう!」
「チェケラッチョ、チェケチェケラッチョ♪」
「っていうか今日の日直だれだっけ?」
「おおかみがきたぞー!」
などと最後の方は何の話をしているのかさっぱりわかりません。
なかなか名前が決まらない事に業を煮やした鬼王さまは、鬼たちを全員ぶっとばしました。
それに懲りた鬼たちは反省して、ない頭をフルスイングして一生懸命考えました。
頭をフル回転させるところを頭をフルスイングしてしまったので、多数の鬼たちの首が鞭打ち状態になりました。
結局、鬼たちからいい名前の案は出ませんでした。
部下たちが頼りにならないので、鬼王さまは有名占い師の先生に命名してもらおうかとも考えました。
しかし、占いに関係ない罵詈雑言ばかりで頭にくるのと、「モンキッキ」と命名されてはさすがに可愛そうだと思い、その占い師に頼むのはやめました。
そこで本人に聞いてみました。
「お前は何て呼ばれたいのだ?」
「ちゅんちゅん、モジャー」
全裸のぴーち太郎はまるでことりのように振舞っています。
「・・・ダメだ。長い間の桃中生活で完全にイってしまっている」
確かに、この全裸の青年の目は焦点が合っていませんでした。
鬼王さまは仕方がないので赤鬼たちに指示をして、この青年が入っていた桃にもう一度閉じ込めて海に流しました。
「アディオス」
鬼王さまは小さな声でそう呟くと少しだけ悲しい目をしました。

海に流された大きな桃はもと来た航路をドンブラコドンブラコと順調に引き返していきました。
そして海を越え、川を逆流し、とうとう川上にある一軒の家までたどり着きました。
そこには1人の男が住んでいました。
「おや?これは先日川に流して捨てた桃型カプセルではないか。どうしてここに?」
「これではクローン人間の失敗作も捨てる場所に困るな」
博士はそう呟くともう一度その桃型カプセルを川に流し、研究所に戻りまた研究に取り掛かりました。

博士の研究が成功するまで、これからも失敗作が出来上がるたびにドンブラコドンブラコと大きな桃が流れていくことでしょう。
しかし、その桃の一つ一つにもドラマがあるのです。
ある桃は良いおじいさんとおばあさんに拾われ、お供を引き連れ鬼ヶ島の鬼王さまを退治したとも言い伝えられています。
今、私たちの世界に鬼がいないのはきっとそのせいかもしれません。
ちなみに冒頭で出てきたおじいさんとおばあさんは相変わらずの生活をしているようです。
そんな生活なので、一度も大きな桃を拾うことはありませんでしたとさ。

めでたしめでたし。
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by earll73 | 2004-08-31 22:40 | アレ散文
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