>>TBでボケましょう2006第1回お題発表!
TBボケ結果発表です。
こんなに遅れてしまってすいませんでした。
何だか気付いたら3月になっていたみたいです。
早速各作品の講評です。
今回は2006シーズン第1回ということでちょっと辛めに講評してみました。
どこがどう足りなかったかということをこれからのTBボケの指針にしてもらえればと思います。
どんなことが書かれていても泣かないでね!愛ですから。
【各参加作品講評】
01.
「Tora Boke Bomber!!」 ダーサの遊園地 (魔猫)
TBボケのスピードキングは健在だった。今シーズンは彼のロケットスタートに勝る者が出現するだろうか。ブログ名もダーサの遊園地(魔猫)だけあって、短くシンプルながら猫の習性をよく捉えている作品になっている。しかし、速さプラス何かが欲しいところ。
02.
「なぜネコは」 やみくもバナナメロン
この人がTBボケのチャンプになったことがないというのはTBボケ七不思議の一つに数えられている(他の六つは知らん)今回も読みやすくよくまとまっているのだが、笑いという点ではもう一歩か。惜しい。大オチのアイデアは良かっただけに残念。
03.
「考証、十二支猫問題」 ぢぇみに のBlog [Evolution III]
2004シーズンからの常連選手の一人。さすがにTBボケが何たるかはわかっている。最後のオチよりも「でっち上げ」の方がインパクトが強かったのが惜しい。そこをもう少し生かして欲しかった。
04.
「猫が十二支に入ってない理由。」 lunatic tRip
TBボケ初参戦。B型と猫の共通点を上手く生かした作品になっている。しかし、「猫=気まぐれ」という視点は他の作品にも多く見られたので参加30作品の中では埋もれてしまうか。
05.
「猫が干支に入ってない理由」 猫の日常 犬の非日常
ペット系ブロガーということを生かして写真を入れたのは高評価。お題が猫ということも有利に働いた。誰もが納得するオチなのだから、もう少し写真にモノを言わせる文章にしても良かったと思う。
06.
「レトロゲーム神曲・干支の章」 不倒城
エキブロではなくseesaaから参加。レトロゲームブログならではの、神様とドラクエⅢを組み合わせたのは良かった。民明書房などのわかる人にはわかる小ネタが散りばめられているのも審査員好み。
07.
「ネコ」 廃園の秋
間に合わないかもと言いつつ、間に合わせてくる辺りは常連選手の成せる技。前半はいい形だっただけに、オチにもう少しインパクトが欲しかった。ダジャレネタは好みなので補足ではなく内容に組み込んでいたらより評価も上がったかもしれない。
08.
「十二支に猫。」 ふぇいく。
会話形式はテンポよく読ませるのが難しいのだが、この作品はなかなかテンポもよく笑える作品になっていた。しかし、アホな上司にツッコミの部下という会話形式のセオリー通りにまとまっていたところが逆にTBボケではインパクトに欠けた。
09.
「首都高速渋滞回避大作戦:成田国際空港線を拡張せよ!」 Rosslyn Papers
他の作品が猫の習性や十二支の行動に焦点を当てて作品を書いている中、全く違う視点での参加。ネコや干支のことは語らずに予想外のダジャレオチという力技。30作品の中のインパクトはピカイチだろう。この題材の意外性は高評価。
10.
「猫が十二支から漏れた本当の理由」 Everything in Life is Only for Now
全体的に読みやすく変な業界用語の「ズイマー」に笑った。そんな小ネタを他にも散りばめたらより笑いを誘ったかもしれない。猫がなぜいい人かというエピソードがあれば最後のオチがより効果的になったと思う。
11.
「トラボケに参加してみる」 high & dry
お笑いが好きなら誰でも知っているという確立されたスタイルにで参戦。充分に笑える作品に仕上がっていたが、オリジナルのスタイルでもこのくらいの笑いを誘えるようになればチャンプにも手が届くはず。ネタの一つ一つは良かっただけに。
12.
「猫が十二支に入ってない理由とは」 よかった探し。
他の参加作品が文章で勝負している中、イラストで落とすという試みは他と差別化が図れてよかった。魚の骨と漢字を組み合わせたのはアイデア賞。しかし笑いという点では少々弱いか。
13.
「本来はツッコミです。」 自分磨きに過ぎる日々
ねこじゃらしの画像オチというシンプルな作品。画像が借り物ではなく自作ならなお良かった。そこまでする意気込みがあれば、その意気込みはどの審査員にも伝わるだろうと思う。次回に期待。
14.
「猫が干支に入っていない理由」 nest nest
短いながらもシンプルに猫の気質を押さえている。猫の飼い主はやはり猫の気質を知り尽くしていると思った。この作品もボケというよりもオチというニュアンスが強い作品になっている。
15.
「『PERFECT USELESS BEAST~役に立たねぇケモノ~』」 オアフ党
十二支と裏十二支の対比が面白い。この動物たちをチョイスするセンスはなかなかのもの。ブラックなオチもあり、バラエティに富んだ作品になっている。一度オチたと思わせてテンプレの下にまたオチがある二段オチというTBボケの見本のような作品。
16.
「つまり、そういうことだよ、うん。」 フラリ。
この作品だけに限らないのだが、十二支を使って一通りの会話をさせるのは難しいと思う。そして、そこに笑いを入れるとなるとなかなか至難の業。しかしそれがうまく組み込まれているのがこの作品。しかし、オチは他の作品にも見られたので他との差別化が今後の課題。
17.
「猫が十二支に入ってない理由。」 カツオくんは永遠の小学生。
まきばフォントと短歌と言えばもうこの人の代名詞になっている。可愛さではチャンプなのだが、笑いという観点ではどうか。ある意味ボケと言えばボケなのだが・・・
18.
「干支に猫がない理由」 Bra-net
2004年シーズンでは10回中、2回の優勝を誇る実力者。旬の芸人、猫ひろしを取り上げたところまではよかったが、彼のネタを題材にしているので、わかる人には面白いがわからない人には全く面白くないという作品になってしまっている。残念ながら私は後者の方であった。
19.
「あん? 十二支に入ってないワケ?」 こづつみは 石橋を叩きまくる
こちらの猫も気まぐれワガママタイプ。そこにあの女優をつなげてくる辺りは作者のセンスの表れだろうと思う。しかし、この猫のタイプは他の作品に出尽くしている感は否めない。
20.
「参戦!!」 日記
十二支の選別方法のこじ付け方が秀逸。トラのこじつけ方など常人には考えつかないと思う。時事ネタでオリンピックを入れてみたり、最後もキチンと猫ネタでオチていたりと全体的にきれいにまとまっていた。この作者には爆発力を期待していただけに、きれいにまとまりすぎている感が残った。前半のノリで後半も飛ばして欲しかった。
21.
「ネコのいない理由。」 A3ファイル
ボケなのにある意味説得力がありそうなネタ。いい視点だったので、理由だけで終わらずにもう少し話を膨らませて欲しかった。話を膨らませる力はあるだけに惜しい。
22.
「『二人ふたたび』」 与太話びより。
さすがにこの作者の文章力は折り紙つき。以前の別企画の作品で登場した二人がTBボケにも参戦してくるとは思わなかった。この作品だけでも充分楽しめると思うが、やはり前作があってこそこの作品も生きるという点が不利だったか。
23.
「彼女の事情」 しんぞぉのおんな
2004シーズン元チャンプの作品。さすがに文章も巧く物語としての完成度は高いのだが、笑いという観点から見ると少々もの足りないか。しかしそこがこの作者の武器でもある。TBボケは笑いだけではないという観点で審査すれば優勝だったかもしれない。
24.
「猫にコバンザメ」 せBLOG
全体的にゆるい。そのゆるさがこの作者の持ち味だろうが、作品の輪郭がぼやけてしまったようにも感じる。もう少しネタの緩急が欲しいところ。会話式は書きやすいだけに他の作品との差別化が難しいか。
25.
「トラバボケか。何もかもみな懐かしい。」 ととの個人プレイ。
写真オチは難しい。一瞬のインパクトとなぜその写真なのかというわかりやすさが必要だからだ。この作品の場合は、わかりやすさはあったのだが、ネタとしてのインパクトには少々欠ける。写真ネタで優勝を狙うのもこれからの新しいTBボケの形になるのだろうか。
26.
「TBでボケましょう」 ~from_C.I.T.V.
この作品のオチは今回の作品の中でも一番うまいと思った。文章も適度な長さで無駄がなく、最後のオチまで引き込まれるように読んでしまう。きちんと笑える作品でもある。技能賞があれば技能賞を送りたい。
27.
「干支からこぼれたネコ」 北の夢想科学小説
こじつけネタが素晴らしい。無知な私は全て信じそうになってしまった。最初から最後まできれいにまとまっているのでパンチ力に欠けるのが惜しいところ。オチに強烈なネタが入っていれば評価ももう一段階アップしただろう。
28.
「世界十二支決定大会」 blog di cibo[La torre。(食い物ブログ化中)
ライブドア、カエルくんやうしくん、ドラゴンボールなど、小ネタの破壊力は抜群。最後のオチは前回のシーズンでチャンプになった時と同じオチなのだが、もうそろそろこのエスパーネタからの脱却を図るのはどうだろうか。全体的に面白かっただけにそこだけが気になった。
29.
「TBでボケましょう2006・第一回に参加だよ。」 ZASSO-NOIZE★上々?! 松本生活。
ネコの好奇心に的を絞っているのであれば、もう少しひねって欲しかった。電気あんかと皮膚のくだりはある意味シュール。これが連続で続けばZASSOワールドに引き込まれてしまったかもしれない。
30.
「楽園」 近海マグロに焼きをいれる
選考外にしたかったが、潔いことは潔い。これが一言ボケ大会ならば上位に食い込むネタだったかもしれないが、これだけの力作が集まるTBボケではさすがに1行で勝負するのは難しい。自分のスタイルを崩してしまっては勝てる勝負も勝てないのではないか。
■以下、30TB以降の審査対象外
31.
「猫が干支に入っていない本当の理由は」 自動販売機と地域経済
この作品のアイデアは他の作品にも見られたので新鮮さには今ひとつ欠けたかもしれない。TBが遅くなるにつれて先の作品とネタがかぶってしまうかもしれないということがこのTBボケの怖さでもある。30TBに漏れたことを逆にネタにしたのは面白かった。
32.
「ネコが干支には行っていない理由」 29GoU
何と言ってよいか微妙なところだが、このようなネタでも勝負できるのだと思わせれた作品。好みは審査員によって分かれるかもしれない。インパクトは大なのだが、一言ボケではやはり厳しい。
33.
「蛇使い座がありなら猫年もアリかも」 Life is Statistic
シシ鍋などを伏線にして、小ネタにつなげているのはなかなか良かったのだが、最後のオチの会話がややわかり辛かった。男二人のしゃべり方に個性を出せばよかったのだと思う。大オチだけで笑わせるのではなく、小ネタをはさんでくるという作品は審査員好み。
34.
「Cat of quantum mechanics」 燃素76%
この作品はショートショートとしての完成度はかなり高いのではないだろうか。TBボケではなく別の創作企画ならば確実に最終選考まで食い込んでくるだろう。しかし、TBボケの審査基準の中では苦しい。
35.
「カミサマと12匹の仲間たち」 汝が語るは汝が真実
十二支が会社を作るというアイデアは他の作品にも見られず新しかったのだがその会社の中身を打ち出して欲しかった。アイデアはいいので広げられるところを広げないのはもったいない。
36.
「初挑戦」 Cait Sith の国へ
作者も自分の寸評で触れているが、初参加なので何がボケなのかわからなかったとのこと。それは他の参加作品を読めばある程度は掴めてくるだろうと思う。次回の挑戦でどんな変化があるかを楽しみにしたい。
【総評】
お題が十二支だったので、登場キャラが多く、その一つ一つのキャラクターの扱いが難しかっただろうと思う。
今回は意外と写真や画像を使ったネタが多かったのも、猫という身近なお題だったからだろうか。
TBボケではまだ画像オチでチャンプになった人はいないので、画像作品系のこれからアプローチの仕方には注目かもしれない。
今の主流になっている創作文章系の牙城を崩せるか。
オチはそれが猫の習性だからという作品と、実は猫が神様だったという作品が多かった気がする。
オチがかぶるのはチャンプを狙うのには致命的なので、やはり誰も思いつかないようなアイデア溢れる作品がチャンプの座に相応しいと思う。
それを踏まえて最終候補に残っていたのは以下の3作品。
09.
「首都高速渋滞回避大作戦:成田国際空港線を拡張せよ!」 Rosslyn Papers
15.
「『PERFECT USELESS BEAST~役に立たねぇケモノ~』」 オアフ党
26.
「TBでボケましょう」 ~from_C.I.T.V.
Rosslyn Papersの首都高ネタは他の作品が十二支をどう扱おうかというところに、あえて十二支から離れるというこの視点の意外性が良かった。
逆に、十二支を使っていいアイデアだと思ったのが~from_C.I.T.V.のトラ猫オチ。
文章も適度な長さで読みやすく、このようなシンプルな作品がTBボケの理想系かもしれない。
そして、オアフ党の裏十二支。
この作品は十二支と裏十二支との対比が面白い。無理やり対にしているところもあるが、その強引さが逆に面白かった。
オチの後にもう一つ小ネタを仕込んである辺りにも作者のセンスを感じた。
ということで、TBでボケましょう2006シーズン第1回のチャンプは・・・
オアフ党の
「PERFECT USELESS BEAST
~役に立たねぇケモノ~」
に決定しました!
おめでとうございます!
この3作品からどれをチャンプにするかはかなり悩みました。
やはりお題の使い方がうまく、小ネタがたくさん散らばめられている自分の好みの作品をチャンプに選びました。
好みと言えばどれも好みだったので、本当に紙一重の差です。
ということで、次回の第2回はishionishinさんの
オアフ党にて開催されます。
ishionishinさん、お題と審査よろしくお願いします。
参加者の皆さん、第1回お疲れさまでした。
次回の日程が決まり次第また告知したいと思います。
そして、今回は惜しくもTBリミットに漏れてしまった方、次こそは参加出来るように頑張って下さい。
第1回目から予想外の盛り上がりを見せたTBでボケましょう。
これからどんな方向に向かっていくのか、次回の熱戦にも期待しています。