「またくだらないことばっかりして!」は最高の褒め言葉だと思ってます。
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TBボケ駅伝参戦!「さよなら、僕のともだち」
新春!男女対抗TBボケ駅伝開幕!

男性チームの勢いがないので、男性チームの助っ人に入ります。
ホントは主催者なんで中立じゃないといけないんですけどね。

だって、みんな楽しそうなんだもん!

というわけでTBボケ駅伝第16走者complex_blueさんに続いて第17走者で走ります。



「さよなら、僕の友達」


この福袋を手に入れてたのはある寒い冬の日だった。
僕は駆け出しの貧乏画家。
主に描いているのは油絵の風景画。
でも、何せ駆け出しの画家なんて絵を描くだけでは食べていけない。
バイトをしながら休日には近くの公園で似顔絵描きなんかもして収入を得ているのだけれど、最近は画材道具が高くて絵を描こうにも道具が揃えられない状況が続いていた。
しかし、そんな僕にもチャンスが訪れた。
近所の画材屋で新春福袋を売り出すというのだ。
3000円という金額は僕にとっては大金なのだが、福袋というからにはそれ以上のものが入っているだろう。
先着10名なので、このチャンスを逃してなるものかと3日前から並んでその福袋をやっと手に入れた。

大事に抱えて家に持ち帰り、早速その福袋を開けてみた。
すると中には12色入りのクレヨンセットが一つだけ入っていた。
え?クレヨン一つだけ?
そのクレヨンは白、黄、オレンジ、ピンク、赤、茶色、緑、水色、青、紫、灰色、黒の至って普通の12色入りクレヨンだった。
普通のクレヨン1セットで3000円?
はぁ~。。。
騙された・・・


「おい、早く開けろよ!」


・・・ん?
誰?!
周りを見渡してみるが誰もいない。

「こっちだって。早く開けて~!」

ま、まさか?このクレヨンが喋っている?

僕は恐る恐るクレヨンの箱のふたを開けてみた。

「イェーイ!ハッピーニューイヤー!」
「あけおめー!」
「ヒューヒューだよー!」

ガサッ
・・・すかさず僕はクレヨンの入っている箱のふたを閉めた。

「お、おい!ちょっと!なんで閉めんだよ!」

えーと、今のは何だったんだ?
クレヨンが喋っていた・・・
これは夢だよね。
そうか、初夢だ!
夢の中なら何だってありだもんな・・・
そう自分に言い聞かせてもう一度そのクレヨンのふたを開けてみた。

「ぷっはー、なんだよー!閉めんなよー!」
「俺らだって好きでこんなとこに入ってるわけじゃないだぜー。」
「だぜー。」
「うるせーよ、お前見づらいから喋んなよ!」
「そ、そんな~!」
「フ、たかがオープンされたくらいで騒ぐとはな。」
「お前もオープンとか言ってかっこつけてんじゃねーよ!」
「なんだと貴様!」
「ほら、ケンカはよくないよ・・・」
「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて。」
「お前はくせーから喋るなって。」
「なんで臭いんだよ!色と臭いは関係ないだろ!」
「け、ケンカはやめようよ・・・」
「っていうかあんたたちもう少し静かに出来ないわけ?」
「うるせー、このカマ野郎!」
「何ですって!カ、カマ野郎!?キーッ!」
「こ、言葉づかいには気を付けようね・・・」
「またピンクのヒステリーが始まったよ・・・」
「ヒステリーですって?!グリーンのあんたはいいわよね。人気色でさ。」
「そうだよ。私たちなんて絶対最後まで使ってもらえないだから。」
「それを言ったらアタシだって同じよ!」
「ぼ、僕も・・・」
「俺もだな・・・(ボソッ)」
「僕だって最後まで使ってもらったことないよ。」
「そうだよ。ボクたちももっと使ってもらえるようにがんばろうよ!」
「だから、お前は見づらいから喋るなって。」
「そんな・・・。ぐすん。えーん。。。」
「あーあ、泣かしちゃった。」
「レッド、イエローに謝れよ。貴様が悪いんだぞ。」
「俺かよ!」
「ちょっと人気色だからって何してもいいと思ったら大間違いだぞ!」
「や、やめようよ・・・」
「てめー!やんのか?」
「ほら、仲間同士でケンカしても仕方ないっしょ。」
「ふん、さわやか気取りやがって。お前はさわやか3組かっつーの。」
「3組って何だよ!3組関係ないじゃん!」
「お前も目がチカチカして見づらい上にどうせ最後まで使われない色だろ。」
「馬鹿にすんなよ!空の色は僕のものだ!」
「でも、やっぱり一番使われる色って俺らだろ?」
「僕なんていつも一回も使われないで終わるのに・・・」
「いいよな、人気色は。(ボソッ)」
「お前もボソボソしゃべんなよ!だからお前はそんな色なんだよ!」
「貴様さっきから言い過ぎだぞ!」
「そうよ。まったく、赤だけに私たちクレヨンの赤っ恥ね!」
「くっ、桃色メガネブスが!」
「いまどきそんな捨て台詞小学生でも吐かないわよ!っていうか、メガネなんてかけてないじゃない!」
「や、やめなよぉ~」
「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて。」
「また出た臭いのが!」
「臭くないっ!」

「いいかげんにしろ!お前らさっきからケンカばっかり言いたい放題言いやがって!」
「あん?リーダー面して仕切りかよ!?ブラックさんよ?」
「お前らホワイトの気持ちを考えたことあるのか!?」

「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」

「あいつがどれだけ健気に頑張っているかお前らは知らないだろ!」
「いや僕は・・・」
「お前らがケンカしていた時だってあいつは必死で止めてたんだぞ!嘘だと思うなら空白になっているところを文字色反転して見てみろよ!」

「!!!」 「!!!」 「!!!」 「!!!」 「!!!」

「ホワイトの気持ちも考えずにゴメンね。」
「そうね。一番苦労してるのはホワイトだったわね。」
「俺らは山田文具店クレヨン第2師団第3小隊に配属された仲間だろ?」
「そうだな。仲間だよな・・・」
「一番忘れちゃいけないことを忘れてたよ」
「そうだったな。すまん。俺も言い過ぎたわ。悪かった。」
「うん、仲間だもんね。もちろん許すよ。」
「ホワイト、お前も何か言うことあるか?」
「僕は映えない色だし、みんなと一緒にいられれば使われなくてもいいんだ。みんな仲良くね。それが一番だよ。」
「またお前は泣かせるようなことを・・・」
「そうだ、みんな仲良くしなきゃな!」
「おー!グレイがハッキリしゃべった!」
「お前もやれば出来るじゃん!」
「クスクス。」
「うふふふふ。」
「わっはっはっはー」
「フ、雨降って地固まるか。」

僕はクレヨンたちの変な青春ドラマみたいな会話をあっけにとられて聞いていた。

「あ、そうだ。俺たちを使ってくれるご主人様のことをすっかり忘れてたじゃないか!おーい!」

赤クレヨンの呼びかけで、僕はハッと我に返った。
僕は自分で自分のほっぺたをつねってみた。
い、い、い、痛い!
やっぱり夢じゃないんだ・・・

「おーい、聞こえないのかー?」

そして僕は、僕のことを呼ぶクレヨンたちの声には耳を貸さず、クレヨンの箱のふたを閉め、机の引き出しの奥深くにしまいこんだ。
今のは見なかったことにしようと心の中で思いながら。


------------------------------------------------


そして数年後。
僕は新進気鋭のクレヨン画家になっていた。
コンクールで入選し、個展を開き、僕の描く絵は全て高値で取引されるようになっていた。
生活も潤い、もう絵を描くだけで食べていけるようになったのだが、それもこの絵を最後に筆を折る決意をした。
・・・僕にはこれ以上描けない。

僕が画壇に認められるきっかけとなったクレヨンセットは全て使いきってしまったのだ。
もう残り1本しか残っていない。
僕の作品は、彼らと一緒に作られたようなものだ。
いや、僕の作品ではなく「僕らの作品」
クレヨンたちとは喜びや苦労を分かち合い一心同体で歩んできた。
あのクレヨンじゃなきゃダメなんだ。
他のクレヨンじゃダメなんだ。

そして僕らにとっての最後の作品となったのは

「白い晩餐」

というクレヨン画。
この絵は全てを白色で表現した作品で、画壇だけでなく芸術界のあらゆる方面から注目される作品になった。

でも、この作品で僕らはお別れだ。
最後の君まで使いきってしまった。
ごめんね。
やっぱり君が一番最後まで残ってしまったね。
他のみんなのことも忘れないよ。
ありがとう。
今まで僕を支えてくれて。
そして、さよなら、僕の友達。

この作品を最後に僕もひっそりと画壇から姿を消した。


------------------------------------------------


「おーい、ここから出せー!」

またかよー!
あ、そうそう、あの福袋で手に入れたクレヨンはどうしたかって?
あれはまだ机の引き出しの奥で眠っています。
だって、使えねーよ、あんなの。
しゃべるクレヨンなんてキモイしさ。
使おうとすると頭がすれるとか、イタイ、イタイとか言うんだぜ。
それに文句ばっかりだし、クレヨン同士のケンカはしょっちゅうだし。
あんなクレヨンで絵が描けるわけないじゃん。

まぁ、たまには引き出しから出して話し相手くらいにはなってあげてるけどね。

「おーい、聞こえてるんだろー!?」

うるさいなー!
じゃ、ちょっと話し相手になってきまーす。


~ おしまい ~



------------------------------------------------


<あとがき>
ちょっと長くなってしまいました。
急いで勢いだけで書いたので不完全なところが多々あることは目をつぶって下さい。
実は今日が仕事初めだったのですが、一日中TBボケのネタのことばかり考えていました。
仕事捗らねー(笑)
そして前走者からのキーワードは「苦労」でした。

男性チーム、まだまだ実力者が出てきていませんね。
グラチャンのうさぎさんとか、2回優勝した人とか、ミステリィ作家さんとか、足が臭い人とか、漫画喫茶の文豪さんとか。
初参加の方もお待ちしていますよー。

では次は男性チーム第18走者です。
ファイト!



■□■□■□■□■【新春!男女対抗TBボケ駅伝!】■□■□■□■□
【ルール】
 お題(共通お題)の記事にトラバしてボケて下さい。
 今回は駅伝なので男女対抗の団体戦です。
 たすきとして、前走者のネタの中から単語を1つチョイスして
 自分のネタに組み込んで下さい。
 そして、記事の最後にチョイスした単語を発表してください。

 開催は1/1共通お題発表、往路1/1~4、復路1/5~8の1週間です。
 往路復路で1人1TBずつ参加可能です。(同一路に1人2TBは不可)
 お題記事と前走者の記事の2つにTBしてください。
 お題記事は男女別なので注意して下さい。
 男性チームTB記事 http://earll73.exblog.jp/1498480
 女性チームTB記事 http://earll73.exblog.jp/1498483

 より多くのTBがついたチームが優勝です。
 優勝チームの中からMVPを発表します。
 MVPには「TBボケ2ndステージ第1回のお題出題権」が贈られます。

 参加条件は特にないのでどんどんトラバをしてボケまくって下さい。
 お祭りなので初参加歓迎です。

 ※誰でも参加出来るようにテンプレを記事の最後にコピペお願いします

 企画元 TBボケ駅伝実行委員会
     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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by earll73 | 2005-01-06 00:30 | TB参加
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